挨拶状を書く際の心得

香典返しは一般的に忌明けとなる四十九日に贈りますが、その際に必ず挨拶状を添えます。心を込めて書くのが一番ですが、以下、3点について感謝を込めて挨拶状を書くと良いでしょう。

  • 葬儀、告別式での弔問・会葬・弔辞・芳志に対しての感謝の言葉
  • 香典に関して
  • 忌明けの法要に関してのご報告

形式別 ご挨拶状

香典返しの挨拶状の表書きは、奉書紙に薄墨で書くか、薄墨印刷をするのが一般的です。

仏式

ご挨拶状でお礼の言葉を述べ、三十五日または、四十九日の法要をすませたことを報告します。

表書き
黄白かけ紙または白奉書黄白水引きで、
志(どの宗教でも用いられる)
満中陰志(関西地区中心に用いられます)

表書き(仏式)

※なお、仏式・神式・キリスト教式とも、下段中央に喪家の姓を書きます。

仏式の挨拶状の例
謹啓 先般亡父○○○○永眠の折にはご多用中にもかかわらず、ご弔問をいただき、そのうえ過分なるお供物を頂戴し、ご厚情に深く感謝申し上げます
四十九日忌にあたり滞りなく中陰の法要を相営みました
つきましては供養のしるしまでに心ばかりの品をお届け申し上げましたのでなにとぞお納めくださいますようお願い申し上げます
さっそく参上して御礼を申し上げるべきところ失礼ながら略儀にて書中をもってご挨拶申し上げます

神式

「冥福」「成仏」「供養」「回向」「追善」など仏式用語は避けます。

表書き
表書き(神式)
黄白かけ紙または白奉書黄白水引き
偲草

※なお、仏式・神式・キリスト教式とも、下段中央に喪家の姓を書きます。

神式の挨拶状の例
謹啓 ご尊家様一同にはますますご清祥のこととお慶び申し上げます
先般母○○死去の際はご鄭重なるご弔詞を賜り、また霊前に過分なるご芳志のほど誠にありがたく厚く御礼申し上げます
本日、五十日祭に際し、心ばかりの品をお送りいたしました
ご受納くだされば幸甚に存じます。
さっそく参上いたしご挨拶申し上げるべきところ略儀失礼ながら書中をもってご挨拶申し上げます

キリスト教式

仏式で使う用語は避けて書きます。「忌」という言葉も使いません。「急逝」「永別」「神のみもとに召され」などの言葉を使います。

表書き
志(どの宗教でも用いられる)
偲草

表書き(キリスト教式)

※なお、仏式・神式・キリスト教式とも、下段中央に喪家の姓を書きます。

キリスト教式の挨拶状の例
謹啓 時下ますますご清祥のこととお慶び申し上げます
先般父○○ 召天の際はご鄭重なるご厚志を賜り誠にありがたく厚く御礼申し上げます
本日、諸式滞りなく相済ませることができました
つきましては、謝意を表し度く粗品ではございますが、なにとぞご受納賜りたく存じます
略儀ながら書中をもってご挨拶申し上げます